全国で唯一の生産を誇る菊葉。
生産者の高齢化、後継者問題、
猛暑対策など山積する問題をクリアにしながら
目指すのは安定供給と売上維持。
1960年柳田幸夫氏が研究を始め、市場売りが始められた菊葉づくり。
当初はキュウリ箱の半分で10枚を単位に四隅に竹を当てて包装し、東西大手7社に販売されていました。
部会結成による共撰共販のスタート、バブル期、木箱からパックへの変更による販路拡大と、順調に売り上げを伸ばし、
バブル崩壊、リーマンショックのあおりを受けたものの、菊葉の生産は全国でもこの組合のみ。市場シェア100%を誇ります。
一つの品種を周年栽培している菊葉ですが、年ごとに激しさを増す夏の猛暑・多湿で供給量が安定しないこともあり、
夏に強く、量産にも対応できる品種も模索中。生産者の高齢化や後継者不足など、様々な問題はありますが、
全国で唯一の生産地として“和食に映える緑の彩り”の良さを後々まで継承していけるよう、安心・安全な商品を大前提に一致団結して生産にあたっています。
愛用される食の世界
季節の山海の幸を少しずつ取り合わせた八寸の彩りに。
薄く衣をつけ、カラリと揚げた天ぷらに。
深く落ち着いた菊葉の緑が素材の色合いを引き立たせ、
奥深い和食の魅力をさらに引き立てます。
菊葉商品
10枚一束として、Mサイズ200枚、Sサイズ250枚、
SSサイズ300枚入りの各パック及び小袋で
商品展開をしています。
菊葉部会概要
部会結成から50年近く。
部会最高の売上のきっかけは
木箱からパックへの荷姿の変更から。
豊橋での栽培の歴史は1960年(昭和35年)頃から始まり、1971年(昭和46年)には部会を結成、共撰共販がスタートしました。売上が飛躍的に伸びたのは、1991年(平成3年)のパックの導入から。元々は森林保護のために木箱から変更したものが、結果的に仲卸などの販路を拡大し、部会最高の売上を達成しました。2005年(平成17年)には、農薬問題への対策として、耐病性品種を導入。より安全な商品づくりを目指しています。
1960年栽培開始
1971年菊葉部会設立
共撰・共販がスタート
1991年パックの導入